いちばんぼし にばんぼし
12月20日から『ちびたんのクリスマス』という作品で横浜・東京・千葉をまわる。
本日はスタッフとともに千葉の会場を下見に出掛けた。
眠れないと思っていたが電車の中で深度のある睡眠が取れた。
朝寝坊したため何も食べていない。空腹を抱えたまま佐倉ミレニアムセンターのホールを下見。
次は柏に移動。同じ千葉とはいえとても離れている。電車の中でスタッフとサンドイッチを半分こして食べた。
車窓から幻想的な風景を見た。北欧みたい。雲の低く垂れ込めた空。灰色の草原に道があり、それに沿って樹が等間隔に植わっている。
行儀よくじっと並んだ小さな樹木がいじらしく、胸を打たれた。
この風景をずっと忘れないでいようと思った。また、ドビュッシーの「夢」が頭の中でループしはじめた。
柏に着くと、すっかり晴れ上がっていた。あまりの空腹に、何か食べようということになった。久しぶりにパスタを食べた。明太子とキノコのクリームソース。意外に美味しかった。結局胃にもたれたけれど。
会場ではメモを取りながらの下見。写真を取るのもいいんだけれど、結局後で知りたくなるのはビジュアル的なことというより、細かな寸法や構造だったりするので、メモに取ったほうが役に立つ。
終わってすぐにバスで柏駅にとんぼがえり。ビルの谷間から夕焼けが見えた。それに一番星と二番星。振り返るとスタッフが写真を取っていた。
私はなんだか疲れきっている。電車の中でまた熟睡してしまった。今日は眠い、とても眠い。頭の中では「夢」がずっとループしている。ふわふわふわふわと漂いながら千葉から都内に戻ってきた。
目覚めると身体が冷え切っていた。
帰宅後、すぐに熱い紅茶。
それに夕飯を作る。眠いから簡単なものしか作れない。白菜と豚肉の蒸し焼きにほうれん草のおひたし、お味噌汁にご飯。はちみつ漬けの梅干をひとつぶ。
食べたらまた眠くなった。梅酒を少し飲んだがその後の記憶がない。「夢」はいつまでも遠く近くで鳴り響いていた。
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