« ひ・けんせつてき な かなしみ と はきけ | トップページ | いいこ »

はんとうめいの うしろすがた

やることが多くてひたすらバタバタしている。

バタバタするのは好きでないがしかたない。

とにかくたまりにたまった作業をベルトコンベヤー式に目の前にきたものから済ませてゆく。

おとといくらいから

仕事をリスト化したりがやっとできるようになってきた。

気分が落ち込んでいても仕事はできるのだけれど

やはり整理してものごとを考えられなくなる。

今は気持が落ち着いているというか、冷えて固まってきた感じ。

孤独。淋しいはずだが、今はもうあまり感じない。

心が身体ととても離れた場所に行ってしまった気がする。

物語の中にいる時にだけ、私の心は戻ってくる。

かりそめのひととき。

芝居に逃避している、というわけでもなく、現実世界での私はいつも留守なのだ。不在。空っぽ。

芝居が終わる瞬間、ときどき、私は私の後姿に「どこにも行かないで」と小さな声で叫ぶ。

しかし、後姿はすぐに半透明に変わり、ふと飛び去ってしまう。

うすみどりいろの蜻蛉のように。

|

« ひ・けんせつてき な かなしみ と はきけ | トップページ | いいこ »