いすのぼり
書き終わった後の憂鬱が、割合長く続いている。
それでも仕事は休めない。
なんとか続けるしかない。
小さな同居人は、最近、駆け引きを覚えつつある……。
食事中に立ち上がってしまうので
座るように伝えると、
ウソ泣きしながら手を叩いてみせる。
手をパチパチするから、その代わり立たせてくれ、という意味らしい。
手を叩くたびにほめたので「パチパチ=良いこと」という図式が出来上がったらしい。
その他、芸のようなことをしてみせた上で、立ち上がろうとする。
どうして座って食べるのが嫌なのかな?
でもまあ大人でもうろうろしながら食べる人はいるからなあ。
山登りブーム?いや、椅子登り……。
いろんな椅子の上にのぼり、得意そうな顔をしてみせる。
午後はWS公演のリハ。
音楽監督のT氏とその後、行きつけの喫茶店で打ち合わせ。
本公演の音楽について、きっかけなどを相談する。
お茶一杯飲んだだけだが、たいへん和んだ。
「間」の感覚について、お喋りした。
この感覚ってある人にはあるし、ない人にはない。
生理的な感覚だから、訓練ではないような気もする。
ないからといって、別に芝居が成り立たないわけではないけど
やっぱりあるに越したことはない。
今はゲーム台本の仕事が終わり、
公演の仕事だけに専念している。
ほんの少しだが小さな同居人と過ごせる時間が増えた。
少しずつ心が回復しているのを感じる。
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