れいぎただしい おとな の ように
園からの帰り道、小さな同居人が道端の猫に、「こんばんは」と言って会釈をした。
あまりにもはっきりとクリアに聞こえたので、本当に驚いた。
そういえば
半月ほど前に、公園で出逢った猫に「こんにゃち~(こんにちは)」と言って頭を下げていることがあったっけ。
その時は赤ちゃんぽさの残る発音だったから、それほどびっくりはしなかったのだが、
今日のは普通の大人みたいだった。
いや、普通じゃないか。
あんまり会釈しないよね。こんばんはって。
「礼儀正しい大人」みたい、というのが正解?
昨日は、古いつきあいの人たちとコンタクトがあった。
一人は会社勤めの時の先輩で、もう一人は長い間、私を支え続けてくれている友人だ。
先輩は、謙虚なのかオレ様なのかよく分からない人だ。
私は男性の魅力に疎いのでよく分からないが、
たぶん「いい男」のジャンルの真ん中に属するタイプではなかろうか。
背がすごく高くて、顔立ちがはっきりしていて、黒目がち。
優しくて、どこかごう慢。
自分が小柄だから背の高い人はなんとなく苦手だけれど、彼には威圧感を感じたことがない。
マヌケなところをいくつか知っているからか。
とても気があって、よく休憩の時、お喋りした。
喋り足りなくて、飲みに行ったりもしたっけ。
同じ職場の時より、私が希望の部署に異動してから、先輩の人間的な大きさを強く感じた。
ピンチの時、何度か助けてもらったなあ。
しかも恩に着せないところがすごい。
気張らずにゆくのだ、というメールに少し泣けてきた。
先輩らしい。
夜、友人が電話をくれた。
この前、電話で話した時の私が不安定だったからか、心配したらしい。
彼も不安定な人だから、私だって心配なのだが。
話していたら頭の中が整理されて落ち着いてきた。
友人の言っていることも、要約すると「頑張りすぎるな」。
私、そんなに気張ってないし、頑張ってないし。
そう見えるのかしら。
いや、でもまあ少しは頑張らないと。
友人は話足りなかったのか、
今日さらにメールが届いていた。
今月二つ目のゲーム台本に取り掛かった。
一つ目より早く進めないと、と思って資料に目を通していたら、チーズアーモンドを一袋食べてしまった。
姉から近江屋のロールケーキももらったので、今日は間食ばかりしてしまった。
ブリと蕪の煮物とホワイトカレーと青菜炒め、頑張って作ったのに、
ほとんど食べられなかった。
小さな同居人は、ブリが気に入ったようだった。
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