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おねがいごと

心が腐敗してゆく感じがする。

低空飛行。

原稿はかろうじて書き続けているが、いつどうなるか分からない。

うまく眠れない。

ゆうべ古い友人と電話した。

優しくて美しいものが好きだけれど、現実の地面を、いつもぐっと踏みしめて生きている人。

綺麗なものを愛するが、ゆめみがちやきれいごとを嫌う人。

しばらく電話に寄り掛かるようにして、喋り続けた。

私はいつも頼ってばかりいる。

私の身体には、血の代わりに嫌悪と憎悪が流れているのかもしれない。

そんなことを思う。

自分がそうだからって、

他人の美しく素敵な夢の世界を邪魔したくない、とも思う。

それがその人にとって最高の幸せならば、

何も意見すべきではない。

私にできるのは、そのような価値観と距離を置くことだけだ。

そして、現実の冷たい風に凍えぬよう毛布をかぶりつつも、

立ち止まらず進むこと。

さあ原稿を書こう。

美しい夢を紡いで、お米や歯ブラシや、小さな同居人のための小さな靴下、絵本、それにオムツを買うのだ。

ゲーム台本の中の魔女にお願い事をしてみよう。

どうか、激しい嫌悪と憎悪が私から去りますように。

価値観の異なる人の幸せを心の底から望むような、曇りのない魂を、私にください。

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