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だれだって だれにも

一緒にいてどんどん距離が遠のいてゆくタイプの人がいる。

それは私の中だけでの問題なのか、

それとも、お互いにそうなっているのか。

分からないのだけれど、

人間関係の中で、ときどきそういう現象に遭遇する。

何気ない当たりさわりのない話ばかりして、核心部分は避ける、そんな会話ばかり繰り返しても、未来へは進めない。

今日、仕事先で世間話をしていて、突然、

あなたはどうなの?

と突然問い掛けられた。

胸がズキン、とした。

そういえば最近、

他人から私の心境を訊ねられる機会などほとんどない。

仕事に関した部分だけ答えて、気持について触れるのは避けた。

本当は、いろいろ話せたらどんなにいいだろう。

その後は稽古。

久しぶりにストレッチをたくさんやった。

保育園に迎えに行くと、ガキ大将くんが小さな同居人の手を引いて私のところに連れてきてくれた。

小さな同居人は、仕方ないなという顔でガキ大将くんのされるままになっている。

というか、何故イヤなのに手を振り払わないの?

長いものには巻かれろ、ということを覚えたのか、それともちょっとは好きなのか?

帰り道、あんまり冷えるから小さな同居人の手袋を買った。

このサイズは1種類しかない。

キティちゃんを押すと、キュッて鳴るやつ。

手袋はめたら押せないし、押そうとすると、脱ぎたくなる。

オモチャにもなるよ、というのが売りだろうし、確かに可愛いけれど、手袋としては微妙だ。

案の定、小さな同居人はすぐに外して遊び始めた。

もう。

仕事をしていて、あなたはどうなの?と訊いてきた時の表情が頭に浮かんだ。

社交辞令的な言葉だとしても十分に嬉しいはずなのに、あの時、胸が痛んだのはどうしてだろう?

本当の気持は誰にも話せないからか?

誰だって、大人になれば、誰にも本当の気持は話せない。

私だけでなく。

その真理にも近い事実が、私をとてつもなく孤独にさせる。

あなたはどうなの?

訊いてくれてありがとう。

ありがとう。

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