かわいくない ひと
小さな同居人が三語文を口にするようになった。
また、自分のことを「あかちゃんやない。おねえさん」(赤ちゃんじゃなくてお姉さん)と言う。
「おねえさん は ばなな が すきだよ」などと真面目な顔で言うようになった。
「べびーかー のって こうえん いく」などとも。
朝から晩までひっきりなしに喋っている。。
おままごとなども複雑になってきて、
ぬいぐるみたちにお茶会を開かせたりする。
それぞれのぬいぐるみに「いーれーてー」「まーぜーてー」、「いーいーよー」などと言わせて、小さな椅子に着席させる。
そして、カップでお茶を飲ませたり、ままごと用の果物を食べさせる。
ときどき「どいて」などと言って、ぬいぐるみの椅子に自分が座ったりもする。
ぬいぐるみだけの世界を作ってからいきなり自分も乱入するというのがなかなか興味深い。
今日は稽古に行くのに家のラジカセを持ち出したら、
帰宅後、怒られた。
「もってっちゃったの?もってっちゃったの?」と憮然とした顔。
「ああ、お仕事で使うので持って行ったんだよ」と伝えると
自分のだ、と主張してくる。
そうか。いつもこれで歌を聴いてるんだものね。ごめん。
稽古に持ってゆく用のラジカセを別に購入しようかな。
しばらく稽古以外の時間は、ドラマCDの仕事をやらなければならない。
自由な時間がないと、人間嫌いに拍車がかかるような気がする。
どんどん可愛くない人になっていくなあ。困った。
小さな同居人がいてくれるおかげで、
こんな私も何とか人と関わろうと努力する。
神様に感謝。
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