くるしむ ちから
以下メモ。
私は嘘くさいの嫌い。
ビジョンがなく、上っ面を滑るようにして生きる人間を嫌悪する。
そういう人間ほど、他人に上っ面学問を偉そうにレクチャーするのが大好き。
そのくせ、責任負わないし、自分がミスしても申し訳ありませんの一言もない。
泥んこになって責任を背負いながら生きるのが人生なのに。
爽やかで仕事できるぞ、みたいなネット人格が痛々しい。
生身で対すれば、事実は違うということをみんな見抜いてしまうのに。
下心とかカネが欲しいとか、生きるための普通の欲望を、そのままあっけらかんと出している人のほうが余程マシだ。
でも、そういう人間に対する反発も、仕事や表現の原動力の一つになっている。
反発心って一番、エネルギーを生んでくれるんだよね。
そういう意味では、ありがたい存在なのかも。
中学生の時読んだ、三島由紀夫の文章読本のことを思い出した。
鬱屈がなきゃダメだって書いてあった気がする。
私の場合は鬱屈より、反発だな。それに嫌悪。
何故かそういうものがあればあるほど、美しいもの、力強いものを生み出したくなるよ。
うわべの楽しみだけで生きる人生は醜い。
きちんと苦しむべき時に、苦しむ力を備えた人間でありたい、と思っている。
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