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2012年7月

こあくま

昨夜は久しぶりに脚本の勉強会をした。

初めて箱書きに挑戦したというHちゃんをSさんがべたぼめ。

Hちゃんは確かに頑張っている。

いきなり書き流すのも楽しいが、箱書きすると、緻密な構成ができるよねえ、などと皆で話した。

そういうSさんはミュージカルのオープニングを持参した。

Hちゃんが帰った後は、オープニングを読んで浮かんだアイディアについて、いくつか話す。

私はこの前の実習中に見た奇妙な夢をもとにした物語の構想を話した。

仲間と話すのは楽しいね。

今日は学校に提出物を届けたあと、少しピアノの練習をした。

この前のレッスン以来、やる気が失せていたが、レッスンを受けた曲を今日は弾かないことにしたら、また楽しい気分になってきたので、結局レッスンの曲もちょっと練習した。

区役所に書類を届け、秋にやる児童劇の稽古場を押さえるため区民センターに行って家に帰ったら、なんだか疲れてしまい危うく昼寝しそうになった。

夜も仕事してるから昼寝してもいいような気がしたが、踏ん張ってパソコンの前に座り原稿を書いた。

小さな同居人が、「すきー」と言いながら抱きついてくるようになった。

腕の中から見上げてニコッと笑いかけてくる。

また、突然小首を傾げて私を見つめ、「〇〇(自分の名前)は ねこちゃんだよ」などと言ったりする。

それで「ままは わんわんに なって おいかけて」と要求してきたりするのだ。

あなたは小悪魔ですか?

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いろいろな まなび

今日は学校で、ピアノのレッスンを受けた。

夏休みは担当外の先生にあたることもある。

今回はそれだった。

部屋に入っていった瞬間に、なんとなく嫌な予感はしたがまさに的中。

立ち位置が決まっていない感じで、教えられている側としては大変落ち着かない。

「この人には難しいことを要求しても音楽に関して素人だからダメだろう」という諦めみたいなものと、

「でもちゃんとクラシックの世界を教えてあげなきゃ」という葛藤があるらしく、

言い方のトーンが二転三転する。

ある瞬間には嫌味を言ったり、思いついたように頑張ってほめようとしたり、質問を投げかけておいて、答えを聞く前に自分で言ってしまったり。

教えるためには、無理してほめる必要もないし、嫌味を言う必要もないのに。

このレッスンによって、だいぶやる気が減じた気がする。

でも「教える」ということそのものの勉強には役に立つ。

こういう教え方、伝え方を私もこの前までしてたのだろうか。

少なくとも今日は、教える側はしっかりと自分の位置を決めておかないといけない、ということを知った。

それと、大切なのは、生徒の「学びの姿勢」を信じてあげること。

「ダメだろう」という諦めは必ず伝わってしまうものである。

小さな同居人が、洋服屋さんからもらった可愛い袋に両足を入れて遊んだあと、

「なんか つくりたい。 はさみ もってきて」と言う。

ハサミを渡すと、閉じている側を切って、ズボンを作っている。

そうか、角の部分を切り落とせば、ズボンというかパンツみたいになる。

底の部分を全部切るとスカートになるよ、と話したら、「すかーと つくりたい」と気が変わったようだ。

取っ手部分を切り落とし、袋を完全に筒状にした後、早速履いてみる。

たまたま着ていたTシャツと色があっていて、パッと見は素敵なスカートみたいだ。

小さな同居人はいそいそと鏡の前に行きポーズを取っていた。

最近、絵も達者に描くようになってきたり、ハサミとセロハンテープで人形のようなものを作りたがったりと、作ることの楽しさを感じ始めているようだ。

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まま は おうじさま

小さな同居人がピューロランドに行った後、不思議なことを言うようになった。

「〇〇(自分の名前)は きてぃちゃん に なるの。 いちごの どれす の おひめさま だよ」

「ふうん。そうなんだ」

「ままは きてぃちゃん の おうじさま だよ」

「おうじさま?」

「それでね、おばちゃま は それ を みてる」

なるほど。

私は王子さまなのだな。

変な感じだけど、まああたってるかもね。

今日は唐突に、前に実習した園から、就職のお誘いをいただいた。

去年実習した園でも、お誘いらしきものを受けている。

ものすごくありがたい。

しかし小さな同居人が就学するまでは、執筆をメインに考えている。

就職したら、小さな同居人を今より長時間預けなければならない。

それはできれば避けたい。

しばらくの間は、深夜も働ける執筆の仕事をするつもりだ。

保育関係はパートで働きながら、実践による勉強を続けたい。

パートで働かせてもらえるかなあ。

そのうち動いてみよう。

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ぜりー の うた

レポート提出のため、実習先に訪れた。

昼食の時間に行ったのは、担当していた少年の顔を見たかったからだ。

気付かれずにそっと部屋を覗くには、このタイミングしかなかった。

彼がいるはずの場所を狙いを定めて廊下の窓からぱっと覗くと、

何人かの子どもの中で、顔が浮かび上がるようにして見えた。

小さな椅子の上に膝を抱えて座り、何も食べず宙を見つめていた。

私と一緒に食べていた時は、いろんなことを話したね。

中には私には分からない不思議な言葉もあったけれど、私は楽しかった。

今、大きく見開かれた瞳には何も映っていない。

でもきっと次の瞬間にはパッと面白いことを思いついて笑顔になったかもしれない。

私が見たのはたった一瞬だ。

きっと楽しく笑っただろう。きっとそうだ。

元気でね。

そう思いながら施設の入り口を出た瞬間、大粒の涙がこぼれ落ちた。

大丈夫。

数字を愛するきみの賢さが、きっときみの人生を守ってくれる。

だから好きなことを、ずっと好きなままでいて大丈夫。

お元気で。

いつも幸せを祈っています。

午後はピアノのレッスン。

ノクターンの一番を弾く。

ソフトペダルが何だかうまく使えない。

踏むタイミング以前に、足を乗せるタイミングが掴めないのだ。

とうとう楽譜のその箇所に、「足」と殴り書きされた。

私が思わず吹き出すと、

「ああ、これは気が利かない言葉だよね。『乗せる』って書いたほうがよかったかな」

と先生が真面目な顔で言うので、さらに笑いが止まらなくなった。

面白いなあ。先生。

小さな同居人が梅ゼリーを食べながら何か歌っている。

「なんの歌?」と訊ねると、「ぜりー の うた」と言う。

「歌って」

「うん。ぜりー ふううあ まんもん~」

適当に歌っているのも面白いがちょっと要求してみた。

「ゼリーのこと、どう思ってるのかもっと歌ってみて」

真剣な顔で頷いて歌い始める。

「ぜりー ふうう なくなっちゃうよ かなしいねえ」

お見事!思いが歌になってるぜ!

歌い終わると解説する。

「ぜりー が なくなっちゃうと かなしいからね そーゆーうた」

そうか、そのまんまだけどすごいぜ、この歌。

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じっしゅう の あと

実習が終わった。

最終日、私が最後の挨拶をすると、担当していた5歳の男の子が

「ありがとございました」と私に言った。

涙があふれて止まらなかった。

周りの先生方も驚きの声をあげていた。

とても賢いが、

自分の気持ちをめったに言葉にしない子だからだ。

バスまで歩いて行く時、いつものように手を引っ張ったりせずおとなしかった。

「抱っこする?」と訊いたら神妙な顔で頷く。

少しの間、抱っこしてから別れた。

ずっといつまでもキラキラ輝いていてね。

先生はあなたのこと、ずっと忘れないよ。

今日は、小さな同居人と大きな公園で遊んだ。

一日ずっと一緒だと分かると、ハイテンションになって、トークが止まらない。

電車の中で寝てしまった。

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ねると おやすみ

首と肩を痛めてしまったらしい。

左手が痺れている。

施設で実習のクラスは二つあり、そこにいるのはどちらも小さな同居人より大きな子どもたちだ。

17キロから20キロくらいはある。

みんな可愛いけれどたいそう小柄な私にとって、抱っこするのはひと苦労だ。

施設実習では保育時間が終わると、その後はずっと絵を描いている。

絵本の絵が小さいので、紙芝居にする必要があるのだそうで、

大きな画用紙に絵本の絵を拡大して描く作業をしている。

色やタッチも単純化しないと子どもたちには分かりにくいとのこと。

雰囲気を出しながら絵をアレンジして描いた。

横顔だと、同一人物だということが理解できないのだそうだ。

ということで、全部正面だが首を傾げさせたり配置を工夫したりして、

登場人物たちが会話している感じを表現した。

数えてみると、大きな絵を17枚も描かなければならない。

そんなに描けるかなあと思ったけれど、下書きは二日間でなんとか終わった。

今日から色塗りを始めた。

絵はまあまあ好きだ。

苦手ジャンルの作業を任されなくてほっとしている。

小さな同居人は、私が迎えに行き目が会った途端に駄々こねを始める。

私に気付く前まで、先生を手をつなぎ楽しそうにしていたのに。

私を責める気持ちがあるのだと思う。

家に帰ってきて、しばらく抱っこしていると機嫌が良くなり、はしゃぎ始める。

時々振りかえって「ねると おやすみだよね」と私に確認する。

「そうだよ。今日は金曜日だから」

私の言葉を聞くと、バタバタ走り始める。

嬉しくてたまらない様子。

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えいえん に かがやく にじ

知的障がい者の幼児が通う施設での実習に入った。

キラキラした、ガラス細工のような子どもたちと遊んでいると、

胸がいっぱいになって涙が出そうになる瞬間が、たくさんある。

みんな、ものすごく儚い。

儚いということは、決定的に美しいのだ。

虹みたいに。すっと透き通って消えてしまいそうで、怖くなる。

彼らはそれぞれが違う、不思議な言葉を持っている。

私も分かるようになりたい。

こんな短期間では無理かもしれないけれど。

知的障がいだけではなく、身体の弱い子、心臓の弱い子もたくさんいる。

どうか、彼らがずっと幸せでいられますように。

すっと消えてなくなる儚さではなくて、

ずっと永遠に続く儚さでありますように。

昨夜夢を見た。

というか、夢うつつの中で、物語ができてしまった。

来年の新作として、そのまま書くことにした。

考えてひねり出したものではない。

ものすごく歪んだ世界。

だけど私が生きている現実と、そう違わない。

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さめた してん

明日から施設での実習。

何が起こるか、予想もつかない。

とにかく無事乗り切れますように。

関連ジャンルの本や、資料に目を通して過ごす。

大変だけど、これまでの教育実習の経験から言うと、

自分に対して常に冷めた視点を持つことが大切だと思う。

あまり重たくならず、心も身体も軽い感じでいこう。

天気のせいか肩が一日つらかった。

実習終わったらピアノを買いたいなあ。

あとは部屋の照明を買い換える。

LEDの演色性の良いものをいくつか見つけた。それにするつもりだけれど、高い。

ピアノは中古かな。

まっとうなものを足で探そう。

ああ、いろいろとお金が掛かるなあ。

でも両方早めに必要なものだから、買うしかない。

明日から、全部で15キロも自転車で走ることになる。

落ち着いて、のらりくらりと走ろう。

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