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いろいろな まなび

今日は学校で、ピアノのレッスンを受けた。

夏休みは担当外の先生にあたることもある。

今回はそれだった。

部屋に入っていった瞬間に、なんとなく嫌な予感はしたがまさに的中。

立ち位置が決まっていない感じで、教えられている側としては大変落ち着かない。

「この人には難しいことを要求しても音楽に関して素人だからダメだろう」という諦めみたいなものと、

「でもちゃんとクラシックの世界を教えてあげなきゃ」という葛藤があるらしく、

言い方のトーンが二転三転する。

ある瞬間には嫌味を言ったり、思いついたように頑張ってほめようとしたり、質問を投げかけておいて、答えを聞く前に自分で言ってしまったり。

教えるためには、無理してほめる必要もないし、嫌味を言う必要もないのに。

このレッスンによって、だいぶやる気が減じた気がする。

でも「教える」ということそのものの勉強には役に立つ。

こういう教え方、伝え方を私もこの前までしてたのだろうか。

少なくとも今日は、教える側はしっかりと自分の位置を決めておかないといけない、ということを知った。

それと、大切なのは、生徒の「学びの姿勢」を信じてあげること。

「ダメだろう」という諦めは必ず伝わってしまうものである。

小さな同居人が、洋服屋さんからもらった可愛い袋に両足を入れて遊んだあと、

「なんか つくりたい。 はさみ もってきて」と言う。

ハサミを渡すと、閉じている側を切って、ズボンを作っている。

そうか、角の部分を切り落とせば、ズボンというかパンツみたいになる。

底の部分を全部切るとスカートになるよ、と話したら、「すかーと つくりたい」と気が変わったようだ。

取っ手部分を切り落とし、袋を完全に筒状にした後、早速履いてみる。

たまたま着ていたTシャツと色があっていて、パッと見は素敵なスカートみたいだ。

小さな同居人はいそいそと鏡の前に行きポーズを取っていた。

最近、絵も達者に描くようになってきたり、ハサミとセロハンテープで人形のようなものを作りたがったりと、作ることの楽しさを感じ始めているようだ。

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