えいえん に かがやく にじ
知的障がい者の幼児が通う施設での実習に入った。
キラキラした、ガラス細工のような子どもたちと遊んでいると、
胸がいっぱいになって涙が出そうになる瞬間が、たくさんある。
みんな、ものすごく儚い。
儚いということは、決定的に美しいのだ。
虹みたいに。すっと透き通って消えてしまいそうで、怖くなる。
彼らはそれぞれが違う、不思議な言葉を持っている。
私も分かるようになりたい。
こんな短期間では無理かもしれないけれど。
知的障がいだけではなく、身体の弱い子、心臓の弱い子もたくさんいる。
どうか、彼らがずっと幸せでいられますように。
すっと消えてなくなる儚さではなくて、
ずっと永遠に続く儚さでありますように。
昨夜夢を見た。
というか、夢うつつの中で、物語ができてしまった。
来年の新作として、そのまま書くことにした。
考えてひねり出したものではない。
ものすごく歪んだ世界。
だけど私が生きている現実と、そう違わない。
| 固定リンク
最近のコメント