きせき が つづく きせき
私は月曜日から、保育所で実習中。
小さな同居人の誕生日があった。
三年前、うまれてきた日のことを思い出した。
本当に嬉しかったなあ。その幸福感は今も続いている。
他につらいことがあっても、この幸せはずっと消えない。
奇跡が三年も続く奇跡。
ありがとう。
こんなに大きくなってくれて。
お誕生日おめでとう。
これからもよろしくね。
三歳のあなた。
瞳は宝石のよう。髪は肩のところで波打ってつやつやと輝いている。
口から出る台詞は憎たらしさ7割、いじらしさ3割くらい。
生意気な盛りだ。
バースデーケーキを夢中で食べている様子はまるで小さな獣のよう。
プレゼントは考えた末、トランポリンにした。
部屋の中で遊べるタイプ。
飛び跳ねるのが好きだから喜ぶだろうと思ったのだ。
届いたばかりの赤いトランポリンを和室に設置し呼び寄せると、歓声をあげて走ってくる。
そして一時間弱、はしゃいでずっと跳んでいた。
音楽教室の最後に、何故か小麦粉粘土の時間があった。
私が小さな象を作って置いておいたら、
しばらくして小さな同居人が「メエメエだよ」と言う。
丸いお団子の上に、長細い楕円形のものがふわりと置いてあり、確かにそれは羊の耳に見える。
羊の頭を作ったらしい。
そういえば、朝のちょっとした合間の時間にも折り紙をハサミで切って
「お金」を作ったりするし、
一学年上のクラスの憧れのお姉さん(Kちゃん)の似顔絵を描いたりする。
私はKちゃんを見たことはないが、小さな同居人の描いた絵を見れば、
目が大きくて髪が長く、キラキラした感じの女の子だということは分かる。
とにかく手を動かして物を作ることは好きなようだ。
私も好きだから、小さな同居人の横で、工作や絵を楽しみたいと思っている。
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