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かいふく

長い間、書けなかった。

めまいから回復した後、今度は正面にあるものが二重に見え出して、大学病院に掛かっていた。

先週、検査入院を一日延長し、点滴治療を受けたら、退院後すぐに回復した。

検査結果はまだ待ちの状態だが、視力についてはほぼ回復したのでこうしてまたデスクトップに向かい合えることとなった。

短い間なら、モニターを見ていても大丈夫なので、ほんの少しだが脚本仕事もやることにした。他のライターさんのお手伝い程度。

普通に見えるということは、なんて素敵なんだろう。

先月は正面が見えにくかったせいで、外歩きにいつも不安を抱えていた。

一昨日からは、いつもの道を歩いていても幸せを感じる。

先月は病への恐怖心から何も手が付かない状態だったが、

気持ちもだんだん強くなってきたようにように思う。

まだ検査の結果が出ていないので心に大きな不安がのしかかったままだ。

でも、本を読んだりピアノを弾いたりもできるようになった。

本は少女小説や児童文学を読んでいる。

『赤毛のアン』。現役の少女の頃は大嫌いだった。私に女の子の心が欠落していたからかもしれない。でも読み返したら泣けるところがたくさんあった。共感、というより、小さな同居人と少し重ねて読んでしまうのだ。女の子の本音がそのまま台詞になっている。すごいなと感じる。

『十五少年漂流記』昔大好きだったのに、読み返してみるとまあまあ面白い、という感じ。赤毛のアンは女の子の裸の魂が描かれているのに対して、こちらは男の子同士の、どちらかというと建前的な部分が描かれている。それがちょっと物足りないのかな。でも、子どもだけで暮らす、という物語のスタイル自体には、大きな魅力を感じ続けている。だから、私の作品にはこの形式が多いんだろうね。

『ジェーン・エア』は、私にはちょっとついていけなかった。妹の書いた『嵐が丘』のほうがはるかに好きだなあ。でも両方色彩が暗い。

『オズの魔法使い』を読み返した。ちょっとグロテスクな感じの描写があって、あまり好きではない。作者ボームの前書きを読むと、「安全で楽しいファンタジー」を目指したみたいなことが書いてあるのだけれど、結構恐怖を感じさせる表現が多いけどなあ。

『ライオンと魔女』文句なしに面白い。小さい頃一度読んだことがあるが、内容はすっかり忘れていた。ちょっとグロテスクな雰囲気のところもあるけれど、ほんの少しだから我慢できる。ナルニアの二作目からは確か読んだことがないので、これから読みたい。

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