風に吹かれてドンキホーテ
別役実を観にhippopotamusの公演に行った。
小屋はシアターイワト。
神楽坂の比較的分かりやすい場所にありグランドピアノもある。天井もそこそこ高くていい劇場だ。
お芝居は二本立てで最初は「卵の中の白雪姫」二本目が「風に吹かれてドンキホーテ」。
花房さんの噂を聞いて観に行ってみたのだが見れば見るほど本当に可愛らしい、魅力にあふれた役者さんだった。
小柄なキラキラした目の初老の男優さんで、とにかく身が軽い。
ちょっと妖精みたいな感じのする人。
別役実の世界にあった役者さんばかりだったので楽しく観ていられた。
たぶんプロデュース公演なのだろうけれどその割に手作りな雰囲気があって好ましかった。
音楽もなかなか素晴らしかった。音楽でユーモアを表現するのってむつかしいけれど、それが成功している。
しかし残念なことに音響がかなりヤバイ。
別役実の作品に「風の音」は欠かせない。その大事な効果音があんなでは困る。何とかして欲しい。まあ部外者だから何にも言えないけどさ。
音響さんが本職の方ではないのかもしれないけれどもっと大切にオペしてあげて欲しい。それともああいう演出なのかな。
帰りに札幌ラーメンを食べた。
時々、別役実を観るとよい気分転換になる。
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